レーザー治療で育毛!血流改善と毛母細胞の活性化へ

育毛治療は日々進化しており、新しい治療方法も開発されています。

その1つが「レーザー治療」です。

効果はすでに実証されており、育毛専門のクリニックでも取り入れられています。

さらに、個人用のレーザー治療機器も登場し、通販で購入することができます。

しかし、レーザー治療で毛が生えるということをすぐには信じられない人もいることでしょう。

投薬治療や植毛と比較して、どのような原理で毛が生えるのか想像しにくいのは確かです。

また、脱毛処理でもレーザーは使われるため、毛が生えるどころかハゲになってしまうのでは?と心配になるかもしれませんね。

レーザー治療はまだ普及が進んでおらず、他の治療法に比べて認知度が低いのが現状です。

ここでは、レーザー治療の原理と、安全性や費用についてまとめました。

レーザー治療は米国FDA認可済みの最新育毛治療

レーザーが医療の現場で用いられていることは、多くの人がご存知でしょう。

どちらかといえば、病巣の除去やレーザーメスなど、特定の部位の組織や細胞を破壊する療法というイメージが強いかもしれません。

しかし、育毛のためのレーザー治療はまったく違う原理で体に作用します。

育毛治療で用いられるのは低出力レーザーです。

病巣の除去などに使われる高出力レーザーとは異なり、組織の破壊はもたらしません。

そして何より、レーザー治療はFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を得ています。

FDAは、育毛治療に使われる成分である「ミノキシジル」や「フィナステリド」を普及させた実績もあります。

育毛に関しては信頼できる機関です。

レーザー治療が認可を得られた条件として2つあります。

1つ目、有効性が認められている。

2つ目、安全性を保証されている。

これらの条件がそろっているのですから、レーザー治療を受けることに大きな心配はないといってよいでしょう。

低出力レーザーによる血流改善と毛母細胞の活性化で育毛!

それでは、低出力レーザーが育毛効果を生む原理を見ていきましょう。

髪の毛の根本は皮膚の中に埋まっており、この部分を毛根といいます。

毛根の奥深くには、毛細血管が通っている毛乳頭があり、その周辺の細胞こそが髪の毛の元となる毛母細胞です。

毛母細胞は細胞分裂を繰り返しており、これによって髪の毛が成長するわけです。

髪が成長するための栄養は、毛細血管によって運ばれてきます。

毛乳頭や毛母細胞への栄養供給が何らかの理由で阻害されると、細胞分裂は鈍りハゲてしまいます。

レーザー治療は、薄毛を引き起こす2つの原因に機能するぞい。

・血流が悪く、毛乳頭や毛母細胞まで栄養が届きにくくなっている。

・毛根に皮脂がつまって雑菌が繁殖し、炎症を引き起こしている。

レーザーは皮膚の奥深くまで浸透し、頭皮を温めます。

すると、血流が改善され、毛乳頭や毛母細胞への栄養供給が復活するのです。

また、毛根につまっていた皮脂を分解し、あわせて殺菌もしてくれます。

さらに、レーザーが毛母細胞自体を刺激するので、毛母細胞活性化の効果も見込めます。

周辺の状況が改善したところで細胞分裂を促せば、髪もよみがえるというわけです。

クリニックで受ける具体的なレーザー治療内容

育毛治療の専門クリニックでも、レーザー治療を取り入れる施設が多くなってきています。

それだけレーザー治療の効果を認める医師が増えてきたということです。

前提として、レーザー治療は保険適応外であることを覚えておいてください。

治療費はすべて自己負担です。

これに限らず、薄毛やAGA(男性型脱毛症)の治療は基本的に保険が適用されません。

クリニックでは、まずカウンセリングと頭皮・髪の状態チェックを受けます。

その上でレーザー治療の効果が見込めると判断され、本人が了承すれば治療が始まります。

1回の治療時間は短く、大体15分程度です。

痛みもありませんし、黙ってレーザーを浴びているだけです。

施設によっては、頭皮マッサージなどを治療に含めてくれるところもあります。

いずれにしましても、拘束時間は長くはありません。

治療スケジュールも施設により異なりますが、月1~2回程度の通院が必要になります。

レーザー治療は即効性がないので、何度も繰り返し行う必要があるのです。

大抵は半年程度を1クールに設定し、その期間で効果の有無や治療の継続を判断しています。

治療費用は1回につき1~3万円かかります。

施設や通院の頻度によっても異なりますが、1クールで20~30万円程度の出費は覚悟しておいた方がよいでしょう。

効果が出なかった場合、治療を継続するかどうかは悩みどころです。

もし髪が生えたとしても、すぐに治療をやめてしまうとハゲてしまう可能性があります。

十分な検査もなしに高額の治療をすすめてくる施設もあるので、注意が必要です。

原因を特定するためにも、治療開始前のカウンセリングをしっかり行ってくれるクリニックを選びましょう。

AGAや薄毛が過剰に進行している状態だと効果が期待できないんだな。

育毛を促進させるための治療だと認識しておくといいんだな。

個人向けレーザー治療機器使用は自己責任!

レーザー治療は、クリニックに通う以外に個人でも行うことができます。

日本で手に入る個人向けレーザー治療機器は、ほとんどがアメリカ製で、購入する場合は通販が基本になるでしょう。

機器の種類は、カチューシャのような形状で頭にかぶるもの、ヘアブラシのような形状で頭に当てて使うものなどがあります。

原理そのものは、クリニックで用いられているものと同じです。

お値段は、安価なものでおよそ3~5万円になります。

気軽に支払える金額ではありませんが、クリニックで通院治療を受けるのに比べれば、遥かに安上がりです。

中には10万円を超えるものもありますが、値段の差は主にレーザー照射モジュールの数の差です。

これが多いほど一度に照射できる範囲が広がり、時間もかからないというわけです。

そこまで高いのはちょっと……という人は、個人で輸入すればもっと安く手に入る場合もあります。

しかし、個人輸入代行業者を頼ったりすると、詐欺にあったり偽物が送られてきたりすることもあります。トラブルには十分に注意してください。

そして、個人で買って使用する以上、何か問題があっても自己責任です。

また医薬品を含む育毛製品全体にいえることですが、すべての人に対して効果が見込めるわけではありません。了承した上で購入してください。

高価な機器を購入することや、自分で使用することに不安がある人は、クリニックでのレーザー治療を検討すべきでしょう。

クリニックであれば、事前に医師の説明を受けられますし、問題が発生すれば適切な指導を受けられます。

費用と安全性を比較して、自分に適している方法を選びましょう。

レーザー治療の安全性と人体への影響

レーザー治療は基本的に安全性が高い治療です。

低出力レーザーですから、人体の組織や細胞に破壊はもたらしません。

しかし、それでもまだレーザーは怖いという人もいることでしょう。

そこで、レーザー治療の安全性についてもう少し掘り下げてみます。

日本では、日本工業規格(JIS)によって工業製品に使うレーザー発振器の性質が定められています。

レーザーは波長によって色が変わり、レーザー治療機器に使われているのは赤色レーザーです。

レーザーの出力の単位はmW(ミリワット)で、クラス1~4まで分類されています。以下は赤色レーザーのクラス分類です。

・クラス1および1M…0.39mW以下
・クラス2および2M…1mW以下
・クラス3R…5mW以下
・クラス3B…500mW以下。直視すると非常に危険。
・クラス4…500mWを超えるもの。火傷や発火の危険あり。

レーザー治療機器の出力に関する情報はほとんど出回っていません。

しかし、推測する方法はあります。

通常の大気中では、出力が50mWを超える程度になると、光源から目標までの軌跡が視認できるようになります。

治療機器のレーザーは軌跡が見えませんから、出力はずっと弱く、クラス3R程度であると考えられます。

この程度であれば、皮膚に浴びたとしても痛みはありませんし、火傷もしません。

使用時間も1回につき10分程度ですから、重篤な影響が出る可能性は非常に低いといえます。

個人用のレーザー機器に関しては、副作用として、頭皮の乾燥、かゆみ、感覚過敏、炎症などが報告されています。

いずれも軽症ですし発生率も低いのですが、購入を検討している場合は、これらの症状が発生する可能性を踏まえておいた方がよいでしょう。

また、何らかの疾患を抱えている人は医師に相談してから使うのが無難です。

ただし、弱くてもレーザーはレーザーです。

誤って目に当てると失明の危険もあるので、取り扱いには十分に注意してください。

その他、正しい使用方法に従わなかった場合は、何らかのトラブルが発生する可能性があります。説明書をよく読んでから使用を開始しましょう。

レーザー治療の効果が期待できるケース

レーザー治療は、効果が期待できる人とできない人がいます。

まずは自分がレーザー治療に向いているのかを判断する必要があります。

レーザー治療の主な効果は「血行不良の改善」「毛根の皮脂つまりの解消」の2つです。

つまり、頭皮が硬くて血行不良を起こしている人、頭皮の皮脂が分泌しすぎて毛穴が詰まっている可能性のある人は、レーザー治療を試してみる価値が十分にあるといえます。

ただし、AGAの場合は、原因が遺伝や男性ホルモンの影響にあるので、投薬による治療でなければ食い止めることはほぼ不可能です。

原因がわからない場合は、専門のクリニックで検査を受けることで特定できるので、正しい治療法を提案してくれるでしょう。

個人でレーザー機器を使用した治療を行う場合は、経過観察をしっかり行うべきです。

半年~1年経ってもまったく効果が見られない場合は、使用を一旦やめて専門のクリニックへ行きましょう。

レーザー治療は他の治療法と併用するのが基本です。

補助的な位置づけといってもよいでしょう。

メインが投薬、サブがレーザーという治療を行っている人もいます。

食事、睡眠、運動などの生活習慣の改善を同時に行うことでレーザーの治療効果も高まることが期待できます。

育毛とレーザー治療の関係まとめ

レーザー治療の認可と安全性

・レーザー治療では低出力レーザーを使用。

・レーザー治療はFDAの認可を受けており、安全性と効果は保証済み。

レーザー治療の原理による育毛効果

・ 頭皮の血行不良や毛根の皮脂つまりはハゲの原因となる。

レーザー治療はその2つの原因に働くため、次の症状がある人に効果が期待できる。
*頭皮が硬くて血行不良を起こしている人
*頭皮の皮脂が分泌しすぎて毛穴が詰まっている可能性のある人

・頭皮の毛母細胞を活性化させ、細胞分裂を促進する。

・但しAGAの人は効果が期待できない。

クリニックでのレーザー治療内容

・レーザー治療は保険適応外である。

・1回の治療時間は15分ほど。月1~2回の通院を半年ほど続ける必要がある。

・費用は1回で1~3万円。1クールで20~30万はかかる。

・原因を除去できない限り、治療は続く可能性がある。

個人用のレーザー治療機器を使用する場合

・個人用のレーザー治療機器はほぼアメリカ製。通販での購入が基本。

・値段は安いもので3~5万円ほど。

・使用は自己責任で行うこと。

レーザー治療の副作用と注意点

・頭皮の乾燥、かゆみ、感覚過敏、炎症などの軽い副作用が生じることがある。
・個人で行う場合、何らかの疾患を抱えている人は医師に相談すること。

また、誤ってレーザーを目に当てないように取り扱いには十分に注意しましょう。

レーザー治療の効果を上げるためには

・ 補助的な位置づけとして他の治療法と併用する。
・ 食生活や生活習慣を同時に改善する。

レーザー治療はまだまだ発展途上の分野です。

日本では、ハゲを病気と結びつける考え方がなかなか浸透しなかったため、この分野の研究ではさらに遅れを取っています。

レーザー治療が投薬治療ほど普及していないのはこれらの影響の可能性が高いです。

アメリカの研究では、投薬治療を併用しない純粋なレーザー治療でも、臨床データの少なさも指摘されているものの90%を超える発毛率を記録したとされています。

将来的には研究が進み、より効果的なレーザー治療機器が開発されるかもしれません。

相談やカウンセリングだけでも受け付けてくれるところが多いので、医師にハゲの悩みをぶつけてみるのがおすすめです。そして原因を特定し、最適な治療を受けましょう。


日本では、レーザー治療は浸透していないのが現状だ。

薄毛が過度に進行しているとレーザー治療では改善効果が期待しにくいぞ。

1回の費用も高く、大きな負担になるから、まずは医師と相談しよう。

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