AGAの治療方法は「施術」か「治療薬」の2つ!

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AGA(男性型脱毛症)と一口に言っても、いろいろな段階のものがあります。

・まだ抜け毛が目立つぐらいで薄毛かどうか分からない

・そろそろ傍目にも薄毛だと分かるようになってきた

・薄毛がかなり進行して地肌が見えてきた

・側頭部以外にはほとんど頭髪がなくなってきた

など、症状が進行していく程治療に時間が掛かります。

初期ならば育毛剤やサプリメントなどで対応できたかもしれませんが、地肌が見えてくるレベルになると家庭での対策は難しくなってきます。

そんな時に頼るべきなのが、病院による治療です。

ただ、病院といっても一般的な皮膚科と、AGAを専門に治療しているクリニックでは違いがあります。

一口に治療と言っても、内科的なものもあれば外科的なものもあります。

内科的な治療法でも内服薬を使用するものと、外用薬を使用するものがあります。

すでにAGAがある程度進行している人はもちろん、まだ病院に行くレベルまで進行していない人も、どのような治療が行われているかについて知っておいて損はないでしょう。

病院で行われている治療法にはどのようなものがあるのかについて、説明していきましょう。

「皮膚科」と「AGA専門クリニック」治療するなら専門性の高い方へ

上にも書きましたように、AGAの治療を行う病院としては一般的な皮膚科と、AGAを専門に扱っているクリニックがあります。

それぞれのメリット、デメリットにはどういうものがあるのでしょうか。

皮膚科で治療を受けるメリットは次の通りです。

・コストがかからない

・通院時の抵抗感が少ない

・施設が都市部に偏っていないため通いやすい

AGA治療は健康保険の対象外のため、病院によって費用が異なっています。

皮膚科におけるAGA治療は内服薬「プロペシア」の投与が主になりますので、医療費が月1万円前後とAGA専門クリニックと比べ安くなります。

AGA専門クリニックが都市部に集中しているのに対し、皮膚科は近所にあることも多いですし、AGA以外の人も治療を受けていますから、通院の負担が少ないのも確かです。

逆に皮膚科での治療のデメリットとしては以下のものがあります。

・専門性が必ずしも高くない

・必ずしもきめ細かな医療が望めない

・高度な治療が受けられない

AGAクリニックはAGAの患者のみを扱っているのに対し、一般的な皮膚科はそれ以外の患者も扱っています。

つまり、AGAの患者の臨床経験が豊富ではないということになります。

これは内服薬の副作用が起きたときのリスクが、AGAクリニックと比較して大きいということを意味しています。

また、AGAにおいてはストレス解消も治療の一環になります。

AGAクリニックの場合はカウンセリングを無料で行うなど、患者に対してきめ細やかな治療を行ってくれますが、皮膚科の場合はそうしたことはまったく望めません。プロペシアを処方してもらっておしまいです。

そして、皮膚科で行われているAGA治療はプロペシアの処方のみで、それ以外については取り扱っていないのが基本です。

プロペシアだけでは対応できないほど症状が重くなったとしても、他に選択肢が用意されていないのです。これでは治るものも治らなくなってしまいます。

一方、AGA専門クリニックで治療を受けるメリットは次の通りです。

・医師の専門性が高い

・きめ細かな治療が受けられる

・高度な治療が用意されている

まず、AGA専門クリニックの医師は、当然のことながらAGAのみを診ています。

つまり、AGA患者の治療ノウハウが多く蓄積されているのです。

現在の症状ならばどのような治療法が良いのか、薬を処方するときはどのぐらいの量が適当なのか、薬の副作用が起きたときにはどのように対処すればいいのかについて、一般的な皮膚科よりも豊富な知識を持っているのです。

医師の専門性が高いということは、医療のきめ細かさにもつながります。

ストレスは頭皮の血行を悪化させてAGA治療の効果を落とす原因となりますが、AGA専門クリニックならば個別に無料カウンセリングを行うなどしてストレス解消を助けてくれます。

これによって治療効果がより高くなるというわけです。

そして、AGAの症状が進行してくると、皮膚科で行われているレベルの医療行為では満足な効果が出ないケースも出てくるでしょう。

AGAクリニックはそういう患者に対応するため、育毛メソセラピーや植毛をはじめとする高度な医療行為が用意されています!

ただ、デメリットとして次のようなものがあります。

・皮膚科より費用がかかる

・都市部にしかない

・独特の敷居の高さがある

AGA専門クリニックの場合は、月あたりの平均医療費は1万5000円で、皮膚科よりも高いところが多いというのが実情です。

もちろん、病院によって差がありますので、中には安いところもあるかもしれませんが、それはそれで技術に問題があるのではないかと不安になるのではないでしょうか。

AGA専門クリニックの施設は都市部に集中しているのも問題点です。

AGAは都会人特有の病気というわけではありませんので、都市部に住んでいないと「そもそも県内にAGAクリニックがない」という事態になる可能性もあるでしょう。

これではどうやって通院したらよいのかということになってしまいます。

AGAクリニックには当然のことながらAGA以外の患者さんはいません。

AGAクリニックに通院することは「私はハゲです」と公言しているように思えてしまい、そうした心理的負担が敷居の高さにつながってしまうこともあるでしょう。

皮膚科とAGAクリニックは一長一短といったところです。

ただ、費用対効果を考えるのでしたら、より治療効果の高いAGAクリニックで診てもらう方がオススメできるのではないでしょうか。

AGAの治療方法は「治療薬」と「施術」の2種類

AGAの治療方法は「治療薬」と「施術」の2種類に分けられます。

この2つには、どのような違いがあるのでしょうか。

まず治療薬ですが、これは基本的に内科的治療によるものです。

AGAの原因である男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する内服薬によって脱毛を防止したり、頭皮の血流を良化させる外用薬によって頭髪の成長を促したりするのです。

そして施術ですが、これは外科的治療のことです。

頭皮に育毛成分などを注射することで頭髪の成長を促す育毛メソセラピーやHARG療法などがこれに当たります。

一般的なAGA治療では効果がないレベルまで病状が進んでしまった場合に、頭皮に新たに毛髪を植え込む植毛も、施術のうちに入ります。

上記のように一般的な皮膚科で用意されている治療メニューは、治療薬のみです。

施術を希望するのでしたら、AGAクリニックで診てもらう以外に方法がないのが実情です。

4つのAGA治療薬、それぞれの効果・効能

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では、治療薬としてはどのようなものがあるのでしょうか。主なものは次の通りです。

・プロペシア

・プロペシアジェネリック

・ロゲイン

・ミノキシジルタブレット

プロペシアの主成分はフィナステリドというもので、DHTの生成を抑える効果があります。

もともとは前立腺肥大症の薬でしたが、DHTの生成を抑えることがAGAの治療につながることが分かったため、治療薬として転用されました。

DHTの生成に必要な5α-リダクターゼという酵素の働きを抑えることで、DHTの生成量を抑える働きがあります。

「臨床皮膚科」(医学書院)に掲載されたフィナステリドの臨床試験の結果によると、3年間の投与を行った患者さんのうちAGAの症状が悪化したのはわずか2%です。

症状が改善した患者さんは78%、現状維持が20%

治療薬としては高い効果を持っています!

プロペシアの副作用ですが稀にED(勃起障害)や精子減少といった副作用が確認されていることです。

若年層の男性にとって、こうした副作用は大きな問題となりかねません。

これが副作用についてのノウハウを豊富に持っているAGAクリニックを推奨する理由です。

胎児が男児の場合、悪影響が出る可能性が指摘されているため、女性への投与が認められていないのも問題点といっていいでしょう。

プロペシアのジェネリックにはエフペシア、フィンペシアなどがあり、いずれも主成分がフィナステリドという点は共通しています。

ジェネリックだけあってプロペシアより安いというメリットはありますが、すべての病院で取り扱っているわけではないという問題点があります。

ロゲインは頭皮に塗布する発毛剤で、主成分はミノキシジルというものです。

ミノキシジルはもともと高血圧患者の血管を拡張することで血圧を下げる内服薬でした。

この水溶液を頭皮に塗布すると、毛細血管を拡張して血流を良化させる効果があることが分かったため、AGAの治療薬として使われるようになりました。

頭皮の血流が良化すると毛根に十分な酸素と栄養分が行き渡るようになり、頭髪の成長が促進されるというわけです。

副作用としては頭皮のかぶれや湿疹などがあります。

これは血流の良化が皮脂の分泌量の増加につながり、頭皮の状態を悪化させてしまうことが原因です。

頭皮は体の中でも最も皮脂の分泌量が多い部位なので、ちょっとしたことでも皮脂が過剰になってしまいやすいのです。

このミノキシジルですが、病院によっては内服薬として処方するケースもあります。

これがミノキシジルタブレット(ミノタブ)です。

頭皮に塗布するよりも効果が高いですが、それだけ価格の方も高くなっているのがデメリット。

また、副作用も血圧が下がりすぎることによって臓器の不調を招くという激しいもので、最悪の場合には命にかかわることすらあります。

ミノタブを処方してくれる病院が限られているのは、この副作用のためだといっても過言ではありません。

ちなみにいずれの治療薬も、個人輸入代行によって入手すること自体は可能です。

ただ、こうした副作用のことを考えると、決してオススメできるものではありません。病院、特に専門病院であるAGAクリニックに処方してもらった方がいいでしょう。

施術による3パターンの治療方法

AGAの症状改善が治療薬では難しいと判断した場合には、外科的療法である施術が行われます。

この施術には次の3種類があります。

・育毛メソセラピー

・HARG療法

・植毛

育毛メソセラピーは、これは育毛成分を頭皮に直接注射することによってより高い育毛効果を得るというものです。

内服薬や外用薬として使用するよりも、頭皮に直接注入する方がより高い効果が得られるというわけです。

注入というと痛いのではないかと不安に思う人もいるかもしれませんが、最近では針のない注射を使用したり、レーザー光線を使用したりするなど、痛みのない方法が取られるようになっていますので、その点は安心していいでしょう。

デメリットは、どうしてもお金がかかってしまうことと、AGAクリニックでなければ取り扱っていないことです。

高いところだと10万円を超えてしまうので、症状が進んでいない限り、この治療法を選択するかどうかは悩むところです。

HARG療法は育毛メソセラピーの発展形ともいえるもので、育毛成分に加えて成長因子を頭皮に直接注入するものです。

成長因子とは特定の細胞の分裂を活発化させていろいろな部位の成長を促す成分のことで、プラセンタに含まれていることで話題になっています。

成長因子のうち、頭髪の成長を促す働きのあるものを一緒に注入することで、育毛を図ろうというものです。

メリットは、育毛メソセラピーと比べ、効果が長期間にわたって持続することです。

一度施術を行えば、ある程度の期間は他の治療を行う必要がないのは助かります。

デメリットは費用が育毛メソセラピーより高くなりがちなことと、取り扱っている病院が限られていること

AGAが進行して毛根が死滅してしまい、こうした治療法が効果を発揮できる可能性がなくなってしまった場合、最後の手段として行われるのが植毛です。

植毛は大きく分けると次の2種類になります。

・人工植毛

・自毛植毛

人工植毛は、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維で作られた毛髪を、頭皮に植え込んでいくものです。

植えられる本数に制限がなく、いくらでも頭髪を増やせるというメリットがあります。

逆にデメリットとしては頭皮の拒否反応によって炎症を起こしてしまい、植毛後の毛髪が抜けてしまいやすいことも挙げられます。

かつては主流でしたが、現在はこの施術を行う病院が少なくなっているのは、このデメリットのためです。

これに対して自毛植毛は、まだ頭髪の残っている部分から薄い部分に持ってくるもので、現在の植毛の主流となっている施術です。

AGAの原因であるDHTは前頭部や頭頂部で生成されやすいですが、側頭部ではほとんど生成されないという特徴があります。

そのため、サザエさんの波平さんのように、前頭部や頭頂部の頭髪がなくなっても、側頭部の頭髪はしぶとく残り続けます。この側頭部から頭髪を持ってくるというわけです。

メリットは、植えるのが自分の毛髪なので、拒否反応を起こす可能性が極めて低いということです。

また、植毛後に頭髪が定着し、ちゃんと伸びてくれる可能性が高いのもメリットでしょう。

デメリットは自分の毛である以上、植毛できる本数が限られているということです。

費用もかなりかかってしまいますので、大規模な植毛には不向きな方法といえます。

どのAGAの治療方法でも早期治療が重要!

病院でAGA治療を行うのでしたら、コストはかかりますが、ノウハウや治療法の選択肢が豊富なAGAクリニックの方が効果は期待できます。

治療法としてはAGAの症状が進んでいなければ治療薬を処方し、重くなれば施術を行うことになりますが、施術は治療薬と比較してコストがかかってしまうという問題点があります。

AGA治療にコストをかけたくないと考えているのでしたら、治療薬のみで十分な効果が得られる早期のうちに治療を始めることが重要になってくるのです。

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