AGAのメカニズム、「DHTの作用」と「ヘアサイクル」に関係性

男性に見られる脱毛症、街中や身近な人で「ハゲてる」人を見かけたことがあると思います。

おでこが広くなったM字型や頭頂部が薄くなるバーコード型のような男性は、男性型脱毛症であるAGAを発症している可能性が高いです。

最近、なんだか髪の毛が細くなってきた、薄くなってきたと感じている人はAGAの疑いがあります。

AGA発症のメカニズムに大きく関わる物質があります。

それが、男性ホルモンの一種であるテストステロンというものです。

テストステロンは思春期以降の男性の成長に欠かせない物質で、筋肉や髪の毛などの体毛を増やしたり、性欲の増進、男性的な体型を作ったりと、男性の体の成長には必要なホルモンです。

このテストステロンが5aリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)へ変換されて男性型脱毛症のAGAを発症してしまいます。

まずは、AGAが一体どのようなものなのかについて知ることが大切です。

早速どのようにAGAが起こるのかについて、AGAのメカニズムと一緒に説明していきます。

AGAの発症で薄毛になる!

AGAになると、当然ながらいくつかの症状が現れます。

基本的に、生え際・頭頂部が薄くなります。

いわゆる、「M字ハゲ」、「頂点ハゲ」と呼ばれるもので、体の栄養状態や年齢に関係なく抜け毛が進行して、薄毛が目立っていくという特徴があります。

AGAの症状は、具体的にどのようなものなのかについて説明していきます。

AGAには主に3つのタイプ(複合型を除く)があります。

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① 頭頂部から O型

頭のてっぺんから丸型で始まるのがO型脱毛と呼ばれます。

このO型脱毛は、自分では発見するのが困難で、友人や家族といった他人から指摘されて初めて気付くケースが多いです。

頭頂部は普段、鏡を見ていても見える箇所ではないですよね。

意識してチェックする部位でもありません。

O字型ハゲは、日本人に多い傾向があります。

確認方法は、頭頂部を触って見て、頭皮に直に触れるようなら危ないです。

また、ハゲない側頭部や後頭部の髪の毛の量と触って比較して見るのもいい見分け方法になります。

自分では発見しにくいですが、他人にはバレやすいのが特徴で、最もショックなシチュエーションが自分では気付いていなかったけど他人に初めて指摘され、ショックと恥ずかしい思いをすることです。

日頃から、こまめにチェックをするようにしましょう。

② 生え際から A型・U型

額の生え際から髪の毛がどんどん後退していくのが、A型脱毛と呼ばれます。「ハゲている人」をイメージする場合に、思い浮かぶのがこのタイプでしょう。

側頭部と後頭部以外に髪の毛がなくなり、残るのは側頭部と後頭部のみです。

上から見ると「U」を逆にしたように見えることからU型と呼ばれることもあります。

イメージ的には、サザエさんの波平のような感じですね。

AGAの中でも、深刻度はかなり高いといえます。

U字型ハゲと同時にO字型ハゲも進行していた…というケースもあるので注意が必要です。

こうなれば、自分で解決するのはとても困難なのでしっかりと専門クリニックなどでの治療が必要になってきます。

③ こめかみから M型

M型は、前髪のこめかみ辺りから髪の毛が後退していくタイプで、剃り込みのようになります。

よく剃り込みをしている男性がいますが、実際はこのM型脱毛になっているか見分けるのは難しいです。

M型ハゲは、鏡で見てもわかりやすい部分ですが、進行が急激ではないので、実際は気がつきにくいタイプです。

薄毛の状態に気づいていたとしても、まだまだ心配ない!

と現実を受け入れたくないがために気にしないでいると進行がどんどん進んでしまうケースがあるので自分に素直になりましょう!

男性ホルモン「DHT」がAGAに大きな影響

AGAと男性ホルモンの間には、とても深い関わりがあります。

ただここで注意したいのが、男性ホルモンの増加=AGAの原因になるということではないということです。

これは、必ず覚えておいてください。

AGA(男性型脱毛症)の原因は、男性ホルモン(テストステロン)がAGAの直接的な原因になる脱毛ホルモンと呼ばれるジヒドロテストステロンに変化することで発症します。

男性ホルモンの量で薄毛が進行していくのではなく、ジヒドロテストステロンの作用が薄毛の原因になります。

では、なぜ男性ホルモンは脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロンに変換されてしまうのでしょうか?

それには、5αリダクターゼという酵素が関係しています。

毛根付近の皮脂腺から分泌される酵素5αリダクターゼの成分に、男性ホルモンをジヒドロテストステロンに変えてしまう作用があります。

男性ホルモンの増加が関係しているのではなく、5αリダクターゼと男性ホルモンが結びつくことで男性型脱毛症が進行してしまうということになります。

5αリダクターゼによって発生したジヒドロテストステロンは、頭皮にどのような影響を与えるのかについて紹介していきます。

血流悪化で髪の毛の成長を止めてしまう

AGAによって脱毛が始まった毛母細胞には、栄養を届ける指令が止まるため血流が悪くなります。

血流が悪化すると、血液によって栄養を運ぶことができなくなるので、髪の毛への栄養補給がストップしてしまいます。

そのため、栄養不足になった毛髪は、細くなったり柔らかくなったりして抜けてしまいます。

AGAは思春期を終えた若い男性にも起こり得るものなので、安心はできないですね。

ジヒドロテストステロンの分泌量は、遺伝またはホルモンバランスが関係していますが、オイリー肌の人にはジヒドロテストステロンの影響を受けやすい傾向があります。

5αリダクターゼを抑えることがAGA対策になる

AGAの対策は、いかにジヒドロテストステロンを生んでしまう5αリダクターゼを抑制することができるかです。

たとえ男性ホルモンの量が多くても、5αリダクターゼを制御することができればDHTの生成を抑えることができます。

AGA治療では、治療薬であるプロペシアの処方を中心に治療が行われることが多いです。

プロペシアは5αリダクターゼを抑制する効果があります。

効果を発揮するまでに3ヶ月~半年間は服用し続ける事が必要です。

治療薬はクリニックでしか処方する事が出来ないので、AGAが既に進行している方は早めに受診する事をおススメします。

ヘアサイクルの乱れがAGAに

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髪の毛はヘアサイクルによって成長していきます。

仕組みは、「成長期」(新たな髪の毛が成長する期間)→「退行期」(成長が弱くなる期間)→「休止期」(完全に成長が止まって髪の毛が抜けてしまう期間)が、通常2年から7年で繰り返されます。

薄毛や抜け毛のほとんどが、ヘアサイクルの乱れによって起こります。

ヘアサイクルが乱れてしまうと、毛髪が完全に成長することができず、髪が細くなったり、抜けてしまいます。

健康的な髪の毛を育てるには、このサイクルをしっかりと整えることが大切です。

ヘアサイクルが正常の人の場合、成長期の始め、髪の毛は柔らかいですが、だんだんと太くしっかりとした髪の毛に成長していきます。

しかし、ヘアサイクルが乱れている人は、成長過程の軟毛の状態で抜けてしまうことが多いです。

その結果、不健康で弱い髪の毛ばかり生えてしまい毛髪にボリュームがなくなり頭皮が見えてしまいます。

AGAの改善にはヘアサイクルの正すこと!

ヘアサイクルが正常な人で、1日に抜ける髪の毛は約50~100本ほどです。

抜け毛が多くなる秋頃でも、200本ほど。

秋に抜け毛が増える理由として、夏に強い紫外線を浴びたり、気候変化によるホルモンバランスの乱れが影響しています。

異常なほどたくさん抜けるということは、ヘアサイクルが乱れていることが考えられますので、AGAを疑った方がいいでしょう。

ヘアサイクルの成長期が短くなると、休止期から毛髪が抜けていき、次の早期成長期でさらに髪の毛が抜けていきます。

健康なヘアサイクルを保つためには、3つの大事なポイントがあります。

普段の生活から意識して取り組むことが健康的なヘアサイクル維持につながります。

・頭皮に与えたダメージをケア

髪や頭皮は、紫外線やヘアカラー、帽子をかぶり続けることでの蒸れなどからダメージを与えてしまいます。

頭皮に清潔に保つためにも、シャンプーからしっかりとケアをしておきましょう。

シャンプーはアミノ酸系のシャンプーが地肌に良いです。

洗浄力が強すぎず、皮脂を過剰に取り除くということもありません。

髪の毛を洗浄している時に、頭皮の汚れを除去するために、指などでこすり過ぎてしまうと頭皮に負担がかかります。

こすり過ぎない程度に指で優しく洗い流してあげましょう。

頭皮をケアする事で育毛しやすい環境を整える事ができます。

・頭皮を保湿する

頭皮の乾燥はフケが出るだけではなく、乾燥を防ごうと余分な皮脂を分泌してしまうので過剰分泌が起こります。

特にシャンプー後に頭を乾かさずそのままにしてしまうと、乾燥しやすくなってしまいます。

ドライヤーを使って髪の毛と共に頭皮の水気を飛ばすことと、頭皮用のオイルや保湿ローションなどを使い保湿をしてあげることが効果的です。

・栄養バランスのとれた食生活

肉や揚げ物など脂の多い食生活は、皮脂の過剰分泌を引き起こす要因になることがあります。

脂分が増えることで毛穴に脂分が詰まり、血行を悪化させて髪の毛の成長を阻害したり、血行不良に陥ったりする可能性があります。

お肉を一切とらないことがベストということではなく、あくまでもバランスが大切です。

海草類などでミネラルを取り、緑黄色野菜や果物からビタミンA、Cを摂取することが髪の毛にいい影響を与えます。

ビタミン・ミネラルは、髪の毛の生成と頭皮環境を整えるために必要です。

日頃から栄養補給をしておきましょう!

日常生活からAGA対策をしよう

AGAは男性の成長に不可欠な成長ホルモンであるテストステロンが大きく影響しています。

このテストステロン(男性ホルモン)が5aリダクターゼという酵素によってDHTに変わることでAGAを発症します。

5αリダクターゼには男性ホルモンをDHTに変換させる作用があるのです。

対策としては、AGAの直接的な原因であるDHTを引き起こす5αリダクターゼを抑制することでDHTを制御できます。

髪の毛は、一定のヘアサイクルによって育っています。

ヘアサイクルが乱れると、髪の毛が軟毛になり、成長している段階で抜けてしまいます。

改善するには、頭皮に負担をかけないこと、頭皮を保湿すること、そしてビタミンなどの栄養補給がとてもキーになってきます。

いくら歳を取っても髪の毛はフサフサの状態がいいですよね。

食事など、毎日の生活で意識しながら過ごしていくことがAGAの発症を抑えることになります。

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