皮膚科とAGA専門クリニック、「専門性」に違いがある

男性型脱毛症であるAGAを治療するには、AGA専門治療院と皮膚科に行くことになります。

この二つは、ハゲ治療をするという点では同じですが、治療法や薬など相違点もいくつかあります。

簡単に両者の違いを説明すると、皮膚科は一般病院にある科に対して、AGAを専門とした脱毛症について専門的に診ているところです。

皮膚科とAGA専門クリニックの治療内容の違い

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皮膚科とAGAクリニックの一番大きな違いは、皮膚科は単純に問診などの一般的な診察でAGAクリニックはAGAを専門とした脱毛症について専門的に診ている施設です。

また、この皮膚科とAGA専門クリニックでは治療方法も違ってきます。

どのような違いがあるのか、項目にわけて見ていきましょう。

AGA治療の専門性

皮膚科よりも、「専門」であるAGA専門クリニックの方が、無料カウンセリングを始め、患者の薄毛状態に合わせてベストな治療薬を処方したり、定期的な検査で薄毛進行をチェックして最適な治療を施してくれるので専門性に優れています。

治療費用は皮膚科が安い

AGAを治療するのに大切な費用についてですが、皮膚科で約9,000円~10,000円に対してAGA専門クリニックでの一般的費用は約20,000円となっています。

最も高額なクリニックでは約35,000円かかることも。

AGA専門クリニックでは、圧倒的にAGA治療費用は高くなります。

その理由としては、専門クリニックではカウンセリング、検査、アフターケアなど、普通の皮膚科では扱っていないサービスがあるので、その分費用はどうしてもかかってきます。

定期的に通うものなので、どのくらいの費用なら払えるかをあなたの予算と一緒に考えてみてください。

通院期間

皮膚科とAGA専門クリニックでは、通院スタイルも若干異なってきます。

皮膚科では、一般的に1ヶ月ごとに頭皮の経過を観察しながら薬(プロペシア)が処方されるのに対して、AGA専門クリニックでは1ヶ月~6ヶ月(※進行速度によって変化)に一度通って、個人に合った治療薬をもらうのが一般的です。

どちらにせよ、AGAの進行具合、個人差によって期間はバラバラになります。

処方される薬、治療方法に差が存在

皮膚科では、一般的にプロペシアのみの処方と比べて、AGA専門クリニックではプロペシアの他にミノキジル、育毛カクテル、植毛といったAGA治療薬の選択肢があります。

・プロペシア

一般的に、プロペシアを服用後、効果を実感できるまで約半年かかると言われています。

しかし、国内長期投与試験(3年間)によると、プロペシア1mg投与で服用患者の98パーセントがAGAの進行が止まったという報告が出ています。

ほぼ全ての服用患者に効果があるので、かなり薄毛にはいい薬というのがわかります。

女性場合、プロペシアを服用できないので、治療薬として服用する場合はミノキシジルなどの治療薬になります。

稀ではありますが、副作用があります。

個人差はあるものの、一般的な副作用は性機能障害や内臓への負担です。

性機能障害とは、勃起機能不全、射精障害、生液量減少といったEDになってしまうことがあります。

プロペシアは効果が出るまで多少の我慢が必要です。

まずは、薄毛治療専門の医師の診察を受けてから正しい用法で使用するようにしましょう。

・ミノキシジル

ミノキジルは、血管を拡張して血液の循環を良くするので、頭皮に十分な栄養を行き届くため発毛効果が期待できます。

1960年代に血管拡張剤として開発された成分で、元は高血圧症を改善する目的で作られていたのですが、服用していた患者から毛髪が増えたという報告を受けて、発毛促進成分として注目されるようになったものです。

このミノキジルによって、血流が良くなり、抜け毛予防や発毛に効果があります。

・育毛カクテル

主にAGA専門クリニックで行われる治療で、お酒のカクテルのように、いろいろな育毛成分を配合した液体を頭皮に直接注入します。

配合される成分は、発毛成長因子、フィナステリド、ミノキジル、ビタミン類、アルギニン・システイン・グルタミン・亜鉛・アミノ酸が一般的です。

育毛カクテルを注入する際には、麻酔を使うのでほとんど痛みは感じないようです。

内服薬・外用薬に比べ、即効性が高い治療法になります。

費用は一回あたり2万円~8万円とかなり高額です。

・植毛

植毛は、みなさんご存知だと思いますが、頭皮に毛髪を植え込む施術法のことです。

人工毛を植え込む「人工毛植毛」と自分の髪の毛を移植する「自毛植毛」があります。

後者の自毛植毛は、移植した髪の毛がうまく定着すれば、ほぼ生涯にわたって生え続け、もし抜けても自然なサイクルでまた生えてきます。

ただ移植した髪の毛は一度抜け落ちて、術後3~4か月くらいすればまた産毛として生えてくるので、この自毛植毛で効果を実感するにはだいたい10ヶ月~1年かかると言われています。

かなりの忍耐が必要ですね。

ドナー採取をした際に、頭皮をブロックして切り取るので、傷跡が残るというデメリットがあります。

ただし、切らないFUE法と呼ばれる自毛植毛法もあるので、それなら傷跡はほとんど残らないようです。

・検査方法

街中にある皮膚科に行けば、AGAの薬であるプロペシアは処方してくれますが、それだけしか対応をしてもらえないといったことが多いです。

一方で、AGA専門クリニックでは、まずカウンセリングや医師による視診・問診があります。

この際に、マイクロスコープを使って髪の毛の状態を細部までチェックしてくれます。

また、プロペシアが問題ないか血液検査やAGA遺伝子検査など精密検査もしてくれるので、この方が専門性が高いのがわかりますね。

AGAの検査に関して言えば、圧倒的にAGA専門クリニックが何歩もリードしています。

保険

皮膚科とAGA専門クリニック、両方とも残念ながら保険は適用されないことが多いです。

これはかなり痛いですが、両方とも適用されないのなら比較できないので、逆に納得できるかもしれませんね。

通いやすさ

一般的に、病院の皮膚科は街のいたるところにあるのに対して、AGA専門クリニックは限られた場所にしかありません。

したがって、住んでいる場所が地方ならAGA専門治療院を受診するのは容易ではありません。

これらが細かい皮膚科とAGAクリニックの違いになります。

皮膚科で行われる治療内容

最初に知っておきたいのが、皮膚科では薄毛治療に非常に特化しているわけではないということです。

したがって、最先端の治療やさらに専門性の高いものを希望されるのであれば、皮膚科は向いていません。

皮膚科での一般的な治療は、初診で医師から軽く家族歴などの問診を受けてプロペシアを30日分処方されます。

このプロペシアという薬は、薄毛の原因であるジヒドロテストステロンを抑制させる働きがあるものです。

言い換えれば、髪の毛を現状維持するための薬で、あくまでも髪の毛の状態を改善する薬ではないということです。

薄毛の進行を止めるだけのものがプロペシアと考えてください。

1ヶ月服用して体に異常がなければ、1ヶ月単位か3ヶ月単位で処方されていきます。

ただ進行を止めるだけなので、本当に薄毛を改善したい人には向いていません。

現在では、皮膚科だけではなくニキビなどの治療をしている美容皮膚科でも薄毛の治療を行っている所もあるようです。

一般クリニックの皮膚科と比べると、カウンセリングや血液検査などは、詳しく調べてくれます。

さらに、薬も薄毛の進行を止めるだけのプロペシアだけではなく、発毛促進が期待できるミノキジルなども処方してくれる場合があります。

しかし、美容皮膚科は、肌にメスを入れないので「エステ以上整形未満」と言われることが多いです。

ただ、皮膚科でのAGA治療にはいくつかの疑問点もあるのは事実です。

専門的な知識を持った医師が少ない

みなさんが知っているように、皮膚科とは一般的に皮膚の炎症、アレルギー感染症など様々な症状を対象としています。

皮膚科の医師だから、AGAの知識もしっかりと持っているとは限りません。

それどころか、AGAに関する知識をほとんど持っていない医師もいるようです。

病院選びは一度カウンセリングなどをして慎重に選びましょう!

十分な検査ではない

皮膚科でのAGA検査は、専門的ではなくただの検査に過ぎません。

したがって、しっかりとした薄毛治療を受けれるかというと疑問ですね。

薬を処方されるだけ

皮膚科でもらえる薬は薄毛の進行を止める現状維持のプロペシアという内服薬です。

即効性はあまり得られず、半年以上は服用し続けなければなりません。

AGA専門クリニックで行われる治療内容

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皮膚科に対して、より専門性の高いAGA専門クリニックでの治療方法は中身の濃さが違います。

基本的に無料カウンセリングがあり、治療の内容、注意事項、治療方針、治療費などの説明と相談を設けたカウンセリングがあります。

そこから、診察希望者は写真撮影や診察といった初診を受けます。

この写真撮影とは、発毛効果などのAGA治療経過を見るために頭部を撮影します。

そして、専門医師が家族歴などの問診をはじめ、頭髪、頭皮状態、そして身体全体の健康状態も診てくれます。

ここで、頭髪治療希望の人は服用する薬が体に害を与えないかを確かめるために身体検査を行います。

それが、血液検査や遺伝子検査です。

ここから頭皮治療の開始です。

まずは、治療効果の判断をするために頭部の写真撮影を行います。

その後に、血液検査の結果報告を受けます。

ここで、患者が治療を開始する意思の確認とどの治療法で進めていけば良いかを判断してくれます。

最後に治療薬の処方や施術といった流れになります。

ここでAGA専門クリニックでの治療をするメリットを紹介したもの、それ以外のものをまとめました。

AGA専門医から最高レベルの治療を受けれる

何度を説明していますが、AGA専門クリニックはAGA治療のための施設です。

したがって、より専門的で、より治療実績があり、より高度な治療を受けることができます。これは、かなり大きなメリットです。

個人の薄毛状態に合わせた治療

AGAと一口に言っても、その症状や進行状態はさまざまです。

AGA専門クリニックでは、個人個人の症状に合わせた最適な治療を受けれるという強みがあります。

安心して治療を受けれる

やはり、AGA専門医からの治療なので安心して受診できます。

また、もし何か不安なことや質問があれば、専門医に気軽に聞けるのは大きいです。

不安を感じてストレスになると、お金以上に余分な労力までも費やしてしまいます。

心の安心は、とっても大切なことです。

万が一のトラブルにも対応してくれる

AGA専門クリニックに通っている人なら、もし何か問題が起きても電話一本ですぐに相談することができます。

そこまで頻繁に何か問題は起きないとは思いますが、万が一のためにこのように頼れるのは心強いですね。

個人差がある薄毛治療。適切なクリニック選び方は?

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AGA治療には、上記で説明したAGAクリニックか皮膚科の二つがあります。

果たして、どちらがいいのでしょうか?

優劣をつけるよりも、薄毛トラブルにはかなり個人差が出てくるものなので、あなたが抱えている薄毛問題に最適な薄毛治療方法を選ぶことが治療の近道になります。

まず、病院の皮膚科にて薄毛治療をした方がいい人とは、薄毛に効果のある治療薬を処方してもらいたい人、そして近くにAGA専門クリニックがなく、治療をできるだけ安く済ませたい人です。

AGA専門クリニックの治療に向いているのは、薄毛状態が深刻で発毛などの改善を期待したい、近くに専門クリニックがある、経済的に治療費を払える余裕がある人です。

どちらの治療方法を取っても、薄毛を治療したいのには変わりませんよね。

それなら、病院の皮膚科でただ治療薬を貰うだけより、多少の治療費はかかってきますが、詳しい診察から薄毛の改善に期待が持てるAGA専門クリニックにて治療をしたほうが価値があるのではないでしょうか。

薄毛を「改善」するなら専門クリニック

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皮膚科とAGA専門クリニックでの治療の違いは、前者が「現状維持」なのに対して後者は「改善」です。

また、皮膚科はただプロペシアという薬を処方されるだけなのに対して、AGA専門クリニックでは、費用が皮膚科の約2倍以上になることはあるものの、丁寧なカウンセリングや処方される薬が身体に悪影響を及ぼすかを血液検査や遺伝子検査でチェックしてくれるので、安心して薬を服用できます。

万が一何かトラブルがあっても電話一本で相談をできるのも、このAGA専門クリニックのいいところです。


プロペシアはAGA改善効果の高い治療薬だ。

ただ、ごく稀にであるが、プロペシアには性機能障害という副作用の恐れがあって、効果が実感できるまで半年といった時間がかかってしまう。

リーズナブルに薄毛の悪化を防ぐだけが目的なら、病院の皮膚科での治療がオススメだが、少し費用はかかってもしっかりと安心安全に薄毛治療をして、改善を望むのであれば迷わずAGA専門クリニックを受診することをオススメするぞ!

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