覚えておきたいAGA(男性型脱毛症)の特徴

多くの男性が危惧する薄毛やハゲ。

髪の毛がどんどん薄くなっていきハゲてしまう前に対策が必要です。

ここでは男性が発症する脱毛症の中で代表的なAGAについて解説するとともに髪の毛について簡単に説明します。

男性はなぜハゲてしまう?男性ホルモンの作用に秘密が存在!

太くて長いしっかりした髪の毛。

ある期間から徐々に生え際から細く短くなっていき最終的にはハゲてしまう。

市販の育毛剤や育毛シャンプーを使っていれば、髪が抜け落ちた毛根から再び髪の毛が生えてくると思っていませんか?

AGAが発症している場合、原因の根本から改善していかなければ解決できません。

髪の毛が生えるのに必要なのは毛乳頭細胞と毛母細胞の働き

個人差はあるものの一か月に1㎝伸びるといわれている髪の毛。

髪の毛が作られ、成長していくのに欠かせないのは毛乳頭細胞と毛母細胞になります。

髪の毛が育ち太く長くなるためには、皮膚の下を通っている血管に一番近い毛乳頭細胞が髪の毛を生やす毛母細胞へ必要な栄養を与え、細胞分裂が発生し生成されることが必要です。

髪の毛が育たない、生えないというのをシャンプーなどの汚れを起こす程度で対処はしきれません。

毛穴に汚れが詰まることでも髪の毛の成長が抑制されることはありますがハゲになる要因としては少し弱いものです。

髪の毛が生えない原因は何らかの要因で髪の毛の成長が抑制されること、つまりは毛乳頭細胞や毛母細胞が正常に機能しなくなった際に毛穴から出ることがない程度まで短くなってしまったか何らかの要因で破壊されたことが考えられます。

AGA(男性型脱毛症)が発症してしまう要因は男性ホルモン!?

髪の毛がどんどん薄くなり、ハゲてしまう原因は数多に存在します。

例えば髪の毛を染める、不潔で汚れがたまる。

このように基本的に汚れや塗料などが皮膚を塞ぎ、毛乳頭細胞や毛母細胞を刺激してしまい、死滅してしまう外的要因です。

しかし、男性型脱毛症(AGA)を発症した場合、外的要因ではなく内的要因の男性ホルモンがある活動をしてしまうことでハゲを促進させてしまいます。

男性ホルモンの作用「DHT」が脱毛を促進!

男性ホルモン(テストステロン)は男性を形成する上で重要な役割をもっており、筋肉や骨の強さを保つことや性欲の維持などの肉体的なものから冒険心といった精神的な面まで影響しています。

そのような中で男性ホルモンは毛包の細胞質内にある5αリダクーゼという酵素によってより強い男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)へと変質します。

DHTは胎児期間に男性の性器を発達させてくれる重要な男性ホルモンです。

しかし、その反面では影響についてはヒゲなどの体毛を濃くしてしまうことや頭髪を薄毛や脱毛させる効果があります。

体毛を濃くするのに頭髪は薄くしてしまうという、大人になってからは迷惑な男性ホルモンとなるのです。

どのように髪の毛を薄くしてしまうかというと、髪の毛の成長を促す毛母細胞の活動をDHTが抑制してしまうため、本来長期間成長し続ける髪の毛が短く細いものとなってしまいます。

成長が止まった髪の毛はそのまま成長期を終えてしまい抜け落ちてしまうため、次第に髪の毛が成長しきっていないものとなり、細く短くなっていきます。

薄毛になる原因はDHTによるヘアサイクルの乱れから!

気が付いたらある期間から抜け毛が増えてきて気になる。

AGAの症状が進行すると生えている髪の毛が細く短いものになっていき、抜ける毛も弱々しいものとなります。

なぜ、髪の毛が細く短くなるのかはヘアサイクルについて説明する必要があります。

実はヘアサイクル(髪の毛が生え変わる)は長期的に行われている

正常なヘアサイクルは数年かけて行われており、100年生きたとしても生え変わった回数は20回程度となっています。

ヘアサイクルは3つに分けられます。

・髪の毛が作られ、成長をしていく「成長期」(2~6年)

・髪の毛が少しずつ小さくなる「退行期」(2週間程度)

・髪の毛の活動が停止し、生えてきた毛に押し出されたり自然と毛が抜ける「休止期」(3~4か月)

なかでも太く長く育っていく成長期は通常であれば2~6年間と非常に長くなっており、髪の毛が生えてから抜けるまでは7年程度までかかることがあるのです。

AGAによってヘアサイクルが短くなることで抜け毛が促進される

抜け毛が増えてきた場合、考えられることは髪の毛を引っ張ってしまい抜けてしまうことやヘアサイクルが短くなり、休止期になっている全体の割合が増加してしまっていることが考えられます。

髪の毛がまず薄くなっていくのは2年~6年と非常に長期的な成長期が脱毛症によって短くなることにより、数か月から1年と短期間になることで髪の毛の生え変わる頻度が数倍にとなり抜け毛が多くなる原因となります。

DHTによってヘアサイクルが乱れてしまう

上述したとおり、DHTは毛母細胞の増殖を抑えてしまうため、髪の毛が成長できなくなります。

正常なヘアサイクルを乱す原因の一つとしてDHTが関わっているのです。

AGAを発症した場合のアサイクルはとても短くなり、髪の毛が生え変わる全体の期間が2年未満となってしまいます。

・成長抑制によって本来の期間から短くなってしまう「成長期」(数か月~1年)

・髪の毛が少しずつ小さくなる「退行期」(2週間程度)

・髪の毛の活動が停止し、生えてきた毛に押し出されたり自然と毛が抜ける「休止期」(3~4か月)

成長期が著しく短期化され、数年かけて成長することで太くて長い毛になるのに対してAGA発症後が1年未満まで短くなってしまいます。

プロペシアの服用で抜け毛が増える「初期脱毛」

AGAの治療は一般的にプロペシアを服用する投薬治療が多いです。

プロペシアを服用すると、治療開始から数か月は抜け毛が増えます。

これは、DHTなどによって乱れたヘアサイクルを通常に戻す為に働いた力でその後生やす髪の毛を正常な太く長い髪の毛を作るために調整されるからです。

治療によって薄くなっている毛の成長が再び始まるわけではなく次のヘアサイクルから正常になります。

「頭頂部・生え際・前頭部」AGAの進行パターンはバラバラ!

ハゲていくと想像すると全体的に薄くなり、ある程度均等に髪の毛がなくなっていくと思っていませんか。

実はAGAによる薄毛やハゲていく傾向には特徴があります。

AGAのハゲ方には特徴がある

男性ホルモンと結合すると脱毛を促進させてしまう5αリゼクターゼには1型と2型の2種類があります。

このなかで脱毛を促進させてしまうものへ変質させてしまうのは5αリゼクターゼ2型となるのですが、前頭部から頭頂部へかけて存在しており、側頭部や後頭部には存在していません。

つまり、5αリゼクターゼ2型が存在しない側頭部や後頭部に関してはAGAによってハゲる可能性は少ないです。

しかし、脱毛しやすくなるのはAGAだけではなく蛇行性円形脱毛症のように側頭部や後頭部を中心にハゲていくものもあるため、油断は禁物です。

AGAでのハゲ方は以下のようなものが多くみられます。

・前頭部の生え際から後退していく。U字ハゲ

・前頭部の生え際からM字に後退していく。M字ハゲ

・つむじを中心にして広がっていく。O字ハゲ

これらのハゲ方はどれも5αリゼクターゼ2型が存在している箇所になります。

また、毛乳頭細胞は血液から必要な栄養を取り出しますが、おでこは血管が細くなっており、供給自体が少なめとなっている上、成長抑制される5αリゼクターゼ2型が多く存在する箇所のため、生え際から影響が出やすく、どんどん後退していくこととなります。

放置厳禁!AGAは徐々に進行していく

AGAは男性ホルモンと5αリゼクターゼ2型によってヘアサイクルが狂わされることでどんどん髪の毛が薄くなり、脱毛していくことがわかっています。

ヘアサイクルはAGAによって短くなったとしてもそれぞれの髪の毛が1年程度は引っ張るなどの刺激を与えないかぎりは抜け落ちない為、AGAを発症してから気が付いたら全体がかなり薄くなっていたということもあり得るのです。

放置しても治らない

AGAによって薄毛になる原因はDHTが発生することです。

DHTの発生を個人で生活習慣の改善程度では対応するのは難しく、何らかの方法でDHTが抑制または発生しないようにしなければなりません。

ヘアサイクルを個人で対策することは難しい

AGAを個人で対策するのであれば以下のことが可能です。

・育毛シャンプーで毛穴や頭皮に育毛させる環境を構築する。

・プロペシアやザガーロといった治療薬によるDHT発生抑制。

・ミノキシジルといった錠剤での発毛促進。

この3点の治療はそれぞれメリットとデメリットがあります。

メリット

・誰にも相談する必要がない。

デメリット

・効果を実感できるまで最低でも数か月かかる。

・錠剤での治療を行った場合、副作用が発生する可能性がある。

・プロペシアやザガーロ、ミノキシジルに関しては医療品であり、医師の判断なしでは適切な効果が得られるか判断できない上、副作用がでてしまうことがある。

以上のメリットとデメリットを総計すると個人で治療を始める場合、「誰にも相談せずに治療を開始できるが発毛効果が実感できるまで対応方法が適切か判断できず、最悪の場合は副作用が発生し発毛促進につながらない」ということが起こり得るのです。

対応方法が適切かどうかを知るためにも医療機関を活用し、医師へ相談を行いつつ治療をすることが確実に治療する上で必要です。

早急に対策するためにはクリニックへ

AGAは進行型であり、症状がこれ以上進行する前に治療を始めることが望ましいです。

しかし、上述した通り個人で対応する場合は対応方法が適切か不明瞭であるため、早急に医療機関へ足を運び、医師の診断のもとで適切な処理を行うことが望ましいです。

植毛も対応策の一つ、しかし費用は投薬治療に比べ高額

AGAによってハゲてしまわない側頭部や後頭部から毛包まで含んだ移植をすることで、頭頂部がDHTによって成長抑制されることなく育毛することが可能となります。

しかし、髪の毛の植毛は地毛であろうと人工物であろうと傷跡が残っていまったり、メンテナンスが大変といったリスクがあり、体質的な面でも対応が難しい場合があります。

さらには費用が錠剤などの投薬治療に比べ費用が高額となります。

どうしても迅速に対応したい場合を除き、おススメすることができません。

髪の毛の脱毛を防ぐためにはDHTを抑制

薄毛になってしまっている要因は通常数年かけて周期しているヘアサイクルがAGAによって短期的になってしまうことで毛が成長する時間が少なくなっています。

AGAについて簡単にまとめます。

AGAは進行型であり、自然治癒が望めません

実はAGAによってハゲてしまうのは若者も例外ではありません。

男性ホルモンが増加し、活発となる若年層である思春期を過ぎた頃からAGAを発症する可能性があります。

髪の毛が薄くなっていき症状を確認できるようになる頃には、髪の毛を生成・成長させていく毛乳頭細胞や毛母細胞が弱っていることが考えられますが、摂取する食べ物や衛生面などで気を使ったとしても改善することはありません。

効果的なのはDHTの抑制

AGAによる脱毛であれば育毛環境を整えるシャンプーや錠剤より男性ホルモンと5αリゼクターゼ2型によるDHTの発生を抑制し、ヘアサイクルを正常なものへと整えることが重要です。

もちろん、頭皮の育毛環境を整えることも重要ですが毛乳頭細胞と毛母細胞の機能低下が根本の原因であり、解決しない限りは症状が進行し続けてしまいます。

確実に治したいのであれば治療が必要!

AGAに適した治療薬に関して、個人で調達を無理にせず、診察にて適した治療を行うことが迅速に対応する上でとても重要です。

特に専門クリニックであれば、専門医が個人に合った治療方法を提供してくれます。

どんどん頭部が薄くなっていっていることに対して診察を受けるのをためらってしまっている間も症状は進んでしまい、治療期間も費用も必要になっていきます。

症状を放置せず、適切な行動を行うことで少しでも被害を減らし、快適な生活を行えるようにできるのは悩んでいる自身にしかできないのです。

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