【薄毛対策】男性ホルモンの過剰分泌を抑制する!

男性の薄毛やハゲの原因で多いもののひとつに、AGA(男性型脱毛症)があります。

AGAの発症には男性ホルモンが関係しています。

それならば、男性ホルモンの分泌を抑制することで、薄毛の進行を抑えることができるという考えも成り立つのではないでしょうか。

・そもそも男性ホルモンとはどのような働きを持っているのか
・薄毛と男性ホルモンの関係はどのようなものなのか
・どのようにすれば男性ホルモンの分泌量を抑制することができるのか

これらについて説明していきましょう。

男性ホルモンは身体を作り上げる

男性ホルモンの働きのひとつは「男性らしい身体を作り上げる」ことですが、具体的には次の5つの働きによるものです。

<男性ホルモンの働き>

・筋肉をサイズアップさせる
・体毛を濃くする
・骨を丈夫にする
・動脈硬化を防ぐ
・性欲をアップさせる

それぞれの効果について簡単に説明すると、以下のようになります。

1.筋肉をサイズアップさせる

マッチョな身体に憧れる男性は多いでしょうが、その筋肉をサイズアップさせるのは男性ホルモンの働きによるものです。

男性ホルモンは筋肉繊維を太くする働きがあり、その作用から筋肉全体のサイズがアップするという仕組みです。

トレーニングをすると筋肉がサイズアップすることも、男性ホルモンが関係しています。

トレーニングによって筋肉の組織は傷ついてしまいますが、筋肉を修復しようと男性ホルモンの分泌量が増えます。

トレーニングを繰り返していくことで、マッチョな身体が手に入るという仕組みになっているのです。

2.体毛を濃くする

最近は体毛が濃いことは必ずしもメリットにはなりませんが、男性らしさを作っているという点については間違いないでしょう。

体毛が濃くなるのも、男性ホルモンによるものです。

濃い体毛を男性らしくて魅力的だと考えるか、暑苦しくてデメリットだと考えるかは、あくまでも個人の好みの問題です。

3.骨を丈夫にする

いくら筋肉がサイズアップしても、肝心の骨が華奢で弱々しければ、男性らしい体格にはなってくれません。

男性ホルモンの働きには、骨を丈夫にする役割もあります。

丈夫な骨によって筋肉が支えられるため、さらにがっしりとした体格になってくれるというわけです。

ちなみに、骨粗鬆症は男性よりも女性の方が多くなっています。

原因としては妊娠中の負担や女性ホルモン減少の影響が大きいですが、女性は男性ホルモンが少ないことが関係しているという見方もあります。

4.動脈硬化を防止する

筋肉や骨を丈夫にするためには、十分な栄養分が必要になってきます。

そのためには、身体の隅々まで栄養分が運ばれるようにするため、血流が良い状態を保っていなければなりません。

血流悪化の原因のひとつに動脈硬化がありますが、男性ホルモンは動脈硬化を防いでくれるのです。

男性ホルモンによって動脈の健康を守ることで、血流の悪化を防いでいるのです。

ちなみに、加齢によって動脈硬化が増えてくるのは、若い頃の不摂生の影響もさることながら、睾丸の衰えによる男性ホルモンの分泌量低下も原因のひとつだとされています。

5.性欲をアップさせる

男性らしさは体つきのみからもたらされるものではなく、精神面も大きく寄与しています。

草食系男子を「消極的すぎてつまらない」と感じる女性がいることも確かです。

肉食系になるには性欲アップが欠かせませんが、性欲アップには男性ホルモンが寄与しているのです。

男性ホルモンによって精神が肉食系となることで、男性としての魅力アップにつながるというわけです。

ちなみに女性の体内でも男性ホルモンが少量ながら分泌されています。

女性の性欲も男性ホルモンによってもたらされているもので、種の保存のためには欠かせないと言ってもいいかもしれませんね。

男性ホルモンは薄毛の原因DHTを増やし、抜け毛を増やす!?

このように、男性ホルモンは身体にとってなくてはならないものですが、やはり問題は、薄毛の進行に関係しているということでしょう。

具体的に書くと薄毛の原因は男性ホルモンそのものではなく、由来物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)です。

<DHTが薄毛を招く原因>

・頭髪の成長を抑制する
・頭皮の皮脂分泌量が増える

それぞれの問題点について説明していきましょう。

1.頭髪の成長を抑制する

DHTには頭皮でTGF(トランスフォーミング増殖因子)の一種であるTGF-βという成長因子の生成を増やす働きがあります。

このTGF-βは成長因子の一種とされているものの、実際には毛母細胞の分裂を抑制してしまうという困った働きを持ち、頭髪の成長期が短縮されてしまいます。

髪の毛には成長サイクルがあり、盛んに伸びる成長期が2~6年、成長が鈍化する退行期が2週間、成長が止まり抜けるのを待つだけの休止期が3~4週間とされています。

DHTによってTGF-βが増えると、この成長期が1年以下に短縮され、十分に成長していない頭髪が抜けるようになります。

この状態だと次が生えてくるまでに時間が必要ですし、その間にも頭髪は次々と抜けてしまい、繰り返すことによって薄毛になってしまうというわけです。

ちなみに男性ホルモンからDHTが生成されるためには、5α-リダクターゼという酵素の働きが必要です。

体質的にこの酵素が欠損している人もおり、そういう人は男性ホルモンが増えても薄毛にはなりません。

また、筋トレは男性ホルモンを増やす働きがあり、薄毛の原因になるという説もありますが、これもDHTが生成される人に限った現象だということになります。

男性ホルモンが増えると薄毛になるというのは、5α-リダクターゼがちゃんと働いている人にのみ当てはまると考えていいでしょう。

2.皮脂の分泌量が増加する

男性ホルモンそのものにも皮脂の分泌量を増やす効果がありますが、DHTはその効果がより強くなっています。

実際、AGAを発症している人は頭皮の皮脂が過多になりやすくなっています。

そうでなくても頭皮は最も皮脂の分泌量が最も多い部位で、ちょっとしたことで皮脂が過多になりやすいのです。

問題は頭皮の皮脂が過多になると、毛穴に詰まってしまうことです。

皮脂が毛穴に詰まると、頭髪の成長が阻害されてしまいます。

ここにマラセチア菌をはじめとする細菌が感染することで、炎症を引き起こすこともあります。

この炎症が悪化すると十分に成長していない頭髪が抜けるようになり、脂漏性脱毛症になってしまうこともあるのです。

生活習慣を整えるだけでも男性ホルモン抑制につながる

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薄毛と男性ホルモンには一定の関係がありますが、男性ホルモンによる薄毛を抑制するためには以下の4つの方法が考えられます。

・ストレスを上手に解消する
・脂っこいものを控える
・大豆製品を摂取する
・皮脂を適度に洗い流す

それぞれの方法について説明していきましょう。

1.ストレスを上手に解消する

ストレスを受けると、自律神経のうち交感神経の働きが活発になります。

交感神経の働きのひとつに、男性ホルモンの分泌量を増加させるというものがあります。

逆にいえば、ストレスを解消し、もうひとつの自律神経である副交感神経を活発にすることで、男性ホルモンの分泌量を抑えることができるということになるのです。

ストレス解消にはいろいろな方法がありますが、薄毛対策としてオススメできるのはウオーキングなど負荷の小さい運動をすることです。

ストレス解消効果もさることながら、運動によって心肺機能がアップしてくれるため、頭皮の血流が良化して頭髪の成長が促されるためです。

逆に、激しい運動は前述のように男性ホルモンを増加させる原因となりますので、あまりオススメできません。

2.脂っこいものを控える

まず知っておいてほしいのは、男性ホルモンはステロイド系だということです。

男性ホルモンを生成するには、脂肪分が必要になります。

実際、Journal of Applied Physiologyには、脂肪分を多く摂取することで男性ホルモンの量が増えるという研究結果が掲載されています。
「参考URL:http://www.fitnessjunkie.jp/archives/3592

逆にいえば、男性ホルモンの量を減らすためには、脂肪分の摂取量を減らすことが必要だということになります。

食事については脂肪分の多い肉類を減らし、野菜類を中心にすれば脂肪の摂取量を減らすことができます。

洋菓子など脂肪分が多い食べ物も、控えた方が賢明でしょう。

脂っこいものを抑えることは、皮脂の分泌量を減らすことにもつながります。

脂肪分の摂取を減らすことで、皮脂の過剰分泌を抑えられ、脂漏性脱毛症を防げるというわけです。

3.大豆製品を摂取する

大豆製品に含まれているイソフラボンには、女性ホルモンの働きを強める効果があります。

女性ホルモンの減少によって起きる更年期障害の対策として、イソフラボンの摂取が推奨されています。

重要なのは、男性の体内でも少量ながら女性ホルモンが分泌されており、頭髪を伸ばすなど重要な働きを担っているということです。

イソフラボンによってこの女性ホルモンの働きを強めることができれば、DHTによる頭髪の成長抑制効果を打ち消すことが可能になるというわけです。

女性の体内でも男性ホルモンが分泌されていますが、これは女性にもDHTが存在しており、AGAを発症する可能性があるとして捉えることもできます。

女性ホルモンの分泌量が多い若年層ではDHTの働きが抑えられるので、AGA発症は稀です。

女性ホルモンの働きを強めるということは、これと似たような効果を狙っているのです。

男性がイソフラボンを過剰摂取すると、性的機能が低下するなどの副作用があることも分かっています。

ソフラボンの摂取上限は1日当たり75ミリグラムですので、サプリを使用する人は摂取量に気をつけるようにしてください。

4.皮脂を適度に洗い流す

皮脂が過剰にならないようにするためには、洗髪によって適度に洗い流すことが必要です。

仕事で疲れている人もいるかもしれませんが、面倒だからとそのまま寝てしまうのではなく、洗髪は毎日行うようにしてください。

ただ、過剰な洗髪も頭皮にとっては逆効果。

皮脂を洗い流しすぎると頭皮が乾燥し、フケが増えて毛穴につまり、粃糠性脱毛症の原因となるためです。

スルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムなどの石油系界面活性剤を使用している製品は、洗浄力が大きいため、洗いすぎになりやすいという問題点があります。

洗髪は1日1回にとどめ、シャンプーはアミノ酸系の界面活性剤を使用している製品にしましょう。

アミノ酸系の界面活性剤は頭皮のバリア成分を洗い流すことがありませんので、乾燥の原因になりにくいです。

育毛スカルプシャンプーにはアミノ酸系の界面活性剤が使用されている製品が多いので、オススメです。

抑制効果を高めたければ治療を考える

ただ、日常生活で注意をしていても、それだけでは男性ホルモン抑制効果には限界があります。

もしより高い抑止効果がほしいと考えているのでしたら、AGAクリニックをはじめとする医療機関で治療を受けることが最も効果的です。

カギを握っているのは、フィナステリドという医薬品です。

5α-リダクターゼの働きを抑えることでDHTの生成を抑え、AGAによる抜け毛や皮脂の分泌を抑える効果があります。

「臨床皮膚科」(医学書院)によると、フィナステリドを3年間投与した人で症状が悪化したのはわずか2%というほどの効き目があります。

症状が改善したのは78%、現状維持は20%です。

AGAに対してこれほどの効果を発揮している治療薬は、他にないのが現状です。

フィナステリドの問題点は、ごく稀ではありますが、抑鬱症状やED(勃起障害)、精子減少などの副作用があることです。

若年層の男性にとってEDはAGAよりも深刻な悩みになりかねませんし、精子減少は不妊症の原因となってしまいます。

ネットで検索をかけると、フィナステリドの個人輸入を代行してくれるサイトが多数ヒットします。

医療機関で処方してもらうよりもコストを抑えられますが、副作用のリスクを考えると、とてもオススメできるようなものではありません。

フィナステリドの副作用のリスクを下げるためには医療機関、それもAGAクリニックに処方してもらうのが一番です。

AGA患者のみを診ていますので、フィナステリドの副作用に関するノウハウを豊富に蓄積しています。

万が一副作用が起きてしまったとしても、適切な対処をしてくれます。

専門クリニックでない一般的な皮膚科での処方や個人輸入では、この点に不安が残ってしまうのです。


男性ホルモンそのものは薄毛の原因ではないぜ!

ただ、AGAを発症している人は分泌量増加によって薄毛が進行する可能性が高い。

既にAGAの進行が進んでしまっている場合(ハゲている状態)は「改善」じゃ難しい。

本格的なAGA治療を望むのであれば、やはりクリニックに行くことがベストだろう。

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