ハゲは食生活にも原因が!育毛に効果的な栄養素

ハゲにはAGA(男性型脱毛症)をはじめいろいろな原因がありますが、食生活もハゲの原因のひとつです。

単身赴任などによる独居生活で、インスタント食品や肉や脂の多いコンビニ弁当ばかり食べて食生活が乱れることがあります。

また、過剰なダイエットによって、タンパク質をはじめとする頭髪の成長に必要な栄養素が不足してしまうことも考えられます。

なぜ食生活がハゲの原因になるのか、どのような食生活をすればハゲを防止できるのかなどについて、説明していきましょう。

栄養バランスの乱れはヘアサイクルを乱す!?

人間に寿命があるように、頭髪にも寿命があります。

髪が生えてから抜けるまでをヘアサイクルといい、髪が盛んに伸びる成長期、伸びが鈍化する退行期、伸びが止まり抜けるのを待つだけの休止期からなっています。

一般的には成長期が2~6年、退行期が2週間前後、休止期が3~4カ月と、成長期が最も長くなっています。

ただ、こうしたヘアサイクルは、頭髪の成長に必要な栄養素がちゃんと確保できている場合の話です。

食生活に問題があると、頭髪の成長に必要な栄養素が確保できず、ヘアサイクルが乱れてしまいます。

具体的には、ヘアサイクルのうち成長期が短縮されてしまうのです。

本来ならば抜ける時期になっていないはずの頭髪が抜けてしまうようになります。

問題は、頭髪が抜けた後。本来のサイクルよりも早い時期に頭髪が抜けてしまった場合に発毛までの「次の準備」ができていないのです。

準備ができていないため、次の頭髪が生えてくるまでには普段以上に時間がかかります。

そうこうしているうちに、別の頭髪も抜けてしまい、また生えるまでに長い時間が必要となります。

これを繰り返しているうちに、頭髪が生えていない部分が徐々に増えていき、気がついたときにはハゲになってしまっているというわけです。

頭髪の栄養不足の原因としては、そもそも摂取量が少ないことと、頭皮の血流が悪化していることの2つが考えられます。

摂取量が少なければ、頭髪に回る分も当然のことながら少なくなります。

頭皮の血流が悪化していると栄養素を摂取していても、毛根までうまく届いてくれないのです。

付け加えると、栄養バランスの乱れは頭皮の状態も悪化させてしまいます。

頭皮は頭髪にとって「畑」のようなものですから、頭皮の状態悪化は頭髪にも悪影響を与えます。

一例として、皮脂の過剰分泌が挙げられます。

頭皮は体の中で最も皮脂の分泌量が多い部位なので、皮脂過剰になりやすいという問題点があるのです。

頭皮の皮脂が過剰になると、毛穴に詰まってしまいます。

毛穴に皮脂が詰まることは、頭髪の成長を妨げる原因となります。

詰まった毛穴にマラセチア菌をはじめとする雑菌が感染すると、炎症につながります。

頭皮の炎症が悪化すると頭髪が抜け、脂漏性脱毛症の原因となることもあります。

このように、食生活の乱れはハゲの原因になることがあるのです。

ハゲにならないようにするためには、普段から食生活に気をつける必要があるのです。

普段の食生活をチェックしてみよう

ハゲにならないようにするためには、食生活においてどのような点に気をつければいいのでしょうか。

具体的には次の10点です。

1 食事時間は規則的か
2 そもそも食事が少なすぎないか
3 食事が糖質、脂質など一方に偏っていないか
4 ファストフードを食べすぎていないか
5 インスタント食品が多すぎないか
6 アルコールを摂取しすぎていないか
7 糖質の摂取量は適切か
8 脂っこいものが多すぎないか
9 タンパク質の摂取は十分か
10 カフェインを摂取しすぎていないか

食事時間が不規則だと、ドカ食いにつながります。

食事の間隔が開くと血糖値が低下し、体が食べ物を欲するからです。

ドカ食いによって体脂肪率が上昇し、皮脂の過剰分泌を招きやすくなります。

ダイエットのために食事を減らしすぎているのも問題です。

食事量の減少によって、頭髪に必要な栄養素が不足する可能性が高くなるからです。

食事の中身が糖質などに偏っていると、いくら量を食べていても、タンパク質など頭髪に必要な栄養素の摂取量が増えないということになりかねません。

ファストフードは糖質や脂肪分が多めです。

ファストフードの食べ過ぎは不規則な食生活と同様、皮脂の過剰分泌につながります。

インスタント食品については、食品添加物が問題となります。

頭髪に必要な栄養分を無駄に消費してしまったり、血行の悪化を招いてしまったりする可能性があるためです。

アルコールについては、少量ならば頭皮の血行を促進させ、育毛効果につながります。

しかし、アルコールを飲み過ぎると頭髪に必要な栄養分を無駄に消費し、育毛にとって逆効果になります。

糖質の摂取量が多すぎると、体脂肪率をアップさせ、皮脂の過剰分泌を招く原因となります。

また、糖質の過剰摂取は老化の原因である活性酸素を増やし、毛根の老化につながることになりかねません。

ただ、糖質は摂取量が足りないと頭髪を伸ばすためのエネルギーが不足し、かえってハゲを進行させてしまうので、適度に摂取することが必要です。

脂っこいものの過剰摂取については、説明するまでもないでしょう。

脂肪分の摂取量が多すぎると皮脂分泌量が増え、頭皮の状態を悪化させてしまうからです。

タンパク質については、摂取量が足りないことが問題となります。

頭髪はタンパク質からなっているので、タンパク質の摂取不足は頭髪の成長不良につながるからです。

カフェインについては、過剰摂取による睡眠障害が問題になります。

頭髪の伸びには成長ホルモンが関係していますが、成長ホルモンは熟睡時に効果が大きくなるためです。

ところが、カフェイン摂取によってうまく眠れなくなることで、成長ホルモンの働きが不十分になります。

これが頭髪の成長不良、ひいてはハゲにつながってくるというわけです。

これらの点に気をつけることで、頭髪の成長力がアップし、ハゲ防止につながってくれるでしょう。

髪の毛を作り上げる必須栄養素

頭髪を生成するためには、どのような栄養素が必要となるのでしょうか。

具体的には次の3つが挙げられます。

・タンパク質
・ミネラル
・ビタミン

タンパク質は、頭髪を構成するケラチンというタンパク質の生成に必要になります。

ケラチンは食べ物から摂取することができないので、タンパク質を摂取してアミノ酸に分解し、ケラチンの原料を確保する必要があるためです。

ケラチンの生成には18種類のアミノ酸が必要になりますが、そのうち最も多いのがシスチンというものです。

シスチンは動物性のものよりも、植物性のものに多く含まれているという特徴があります。

シスチンが多く含まれているのは大豆製品カシューナッツ小豆、などです。

これらを積極的に摂取することが、頭髪の成長力アップにつながります。

もちろん、それ以外の17種類のアミノ酸も必要になりますので、動物性のタンパク質もちゃんと摂取する必要があります。

ミネラルのうち、頭髪にとって最も重要なのは亜鉛です。

亜鉛が足りないとシスチンをはじめとするアミノ酸が十分に確保されていても、ケラチンが生成されないためです。

また、亜鉛の不足は貧血の原因にもなります。

亜鉛の摂取量が少ないとヘモグロビンがうまく生成されません。

これは、亜鉛の働きのひとつが、タンパク質の合成を助けることだからです。

ケラチンはもちろん、ヘモグロビンもタンパク質の一種なので、亜鉛が足りないと生成量がダウンしてしまうのです。

亜鉛の1日あたりの摂取推奨量

男性10ミリグラム

女性が8ミリグラム

育毛目的ならば、これを少し上回るぐらいを目標にしましょう。

亜鉛が多く含まれているのは牡蠣、ビーフジャーキー、豚レバーなど動物性のものです。

特に牡蠣は100グラム当たり13.2ミリグラムもの亜鉛を含んでいるため、オススメです。

それ以外のミネラルで重視すべきは「鉄」です。

不足すると貧血の原因となり、毛母細胞の分裂に必要な酸素の供給不足を招き、頭髪の成長不良を招くためです。

鉄の1日当たりの推奨摂取量

男性7.5ミリグラム

女性6.5ミリグラム

ビタミンでは頭皮の状態を整えるビタミンA、亜鉛と鉄の吸収率をアップさせるビタミンC、血液をサラサラにして血流を促進させるビタミンEなどが、ハゲ防止に役立つとされています。

そうしたビタミンの中で最も重要なのは、毛母細胞の分裂を促してくれるビタミンB2とB6です。

毛母細胞に活力がないと、いくらケラチンがあっても頭髪の成長につながらないためです。

ビタミンB2はレバーや焼き海苔、ビタミンB6はニンニクやマグロなどに多く含まれています。

ビタミンB2・B6の1日当たりの推奨摂取量

ビタミンB2
男性1.6ミリグラム

女性1.2ミリグラム

ビタミンB6
男性1.4ミリグラム

女性1.2ミリグラム

タンパク質と亜鉛、ビタミンB2、B6のどの栄養素が欠けても頭髪の成長力がダウンしてしまうのです。

タンパク質が足りなければケラチンの原料が足りませんし、原料がいくらあっても亜鉛が足りなければケラチンが生成されません。

ケラチンが十分でもビタミンB2、B6が不足していれば頭髪の成長につながらないのです。

これらの栄養素をすべて摂取するためには、バランスの良い食生活が欠かせません。

食べ物が偏っているとハゲにつながりやすいのは、このためです。

「参考:日本人の食事摂取基準(2015年版)

濃い味の食べ物は食べ過ぎに注意!

逆にハゲを促進させる食べ物は、濃い味のものです。

具体的には糖分の多いもの、塩分の多いもの、脂肪分の多いものです。

糖分の過剰摂取は体内の脂肪分を増やし、頭皮の過剰分泌を招きます。

過剰になった皮脂が毛穴に詰まることで、頭髪の成長を妨げたり、頭皮の炎症による脱毛症につながったりするのです。

さらに、糖分の過剰摂取は、体内の活性酸素を増やし、頭皮の老化を招きハゲの原因となるのです。

活性酸素は体内に入ってきた病原菌を退治するなど、免疫力アップには欠かせない物質です。

ところが、活性酸素は増えすぎると、正常な細胞を傷つけてしまうという問題点があります。

活性酸素によって傷つけられた細胞は劣化、老化してしまうのです。

塩分の過剰摂取は、高血圧の原因となります。

血圧が高いと常に内側から強い力で押されている状態になり、血管にダメージを与えます。

このダメージが血管の弾力を失わせ、動脈硬化の原因になるのです。

頭皮の血行が悪化すると、頭髪に必要な栄養素や、毛母細胞の分裂に必要な酸素が十分に供給されなくなり、頭髪の成長力ダウンを招きます。

塩分の過剰摂取はIGF(インシュリン様成長因子)の一種であるIGF-1の生成量減少につながります。

問題は、IGF-1に頭髪の成長力をアップさせる働きがあります。

女性の方が男性に比べて頭髪が伸びやすいのは、女性ホルモンにIGF-1の生成量を増やす働きがあるためです。

塩分の過剰摂取によるIGF-1の減少はこの逆で、頭髪の成長力をダウンさせてしまいます。

脂肪分の過剰摂取については糖分と同様、皮脂の過剰分泌による頭皮の状態悪化の原因となります。

脂肪分の中でもLDLコレステロールは、血液をドロドロにして血流悪化を招くという問題点があります。

LDLコレステロールは活性酸素によって変質すると血管内部に付着し、血液の通り道を細くして、血流悪化に拍車をかけてしまうこともあります。

このように、味の濃すぎる料理は、ハゲの原因になりかねません。

料理の際にはできるだけ薄味を心がけ、素材の味を楽しむようにするのが頭髪の成長のためになるのです。

栄養バランスの偏りには気をつけること!

不適切な食生活によって栄養バランスが偏ることは、頭髪の栄養不足につながります。

栄養不足はヘアサイクルを乱し、ハゲの原因となってしまいます。

ハゲにならないためには、頭髪の成長に必要な栄養分を摂取することは必要です。


髪の毛には、シスチンと亜鉛、ビタミンB2・B6は欠かすことができないんだな。一方、糖分や塩分、脂肪分が過剰で味の濃い食べ物は、頭髪の成長に悪影響を与えてしまうから気を付けろ~。

髪の成長を促し、ハゲを防止するためには、好き嫌いをせず、3食を規則正しく食べたり決まった時間に食事を摂るなど、バランスの良い食生活を心がけることが大切なんだな。

薄毛に悩んでいる人は、自分の食生活を見直してみるといいかもしれない~。

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