AGAとストレス性の脱毛症の原因に違い!?それぞれの原因と発症の関係性

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薄毛や抜け毛といった頭皮トラブルには、大きく分けて2種類あります。

男性型脱毛症(AGA)、そして過度のストレスが原因で髪の毛が抜けていく円形脱毛症です。

AGAは、頭皮の血行不良、男性ホルモンの乱れによって髪の毛を健康に保てなくなり禿げていくものになります。

それに対して円形脱毛症は、主にストレスで発症し、禿げる箇所も側頭部などに円形の形をしたものができるのが特徴です。

ストレス性とAGAでは原因が違う!

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AGAとストレス性の脱毛症は、同じ「脱毛」でも、原因や症状が違います。

まずは、頭頂部やおでこ辺りからハゲていくのが特徴の男性型脱毛症であるAGAから説明していきます。

・AGA

このAGAは、思春期以降の男性に生じるもので、全国で1,260万人もの人がAGAに悩んでいると言われています。

AGAの主な症状

・抜け毛が増えた
・毛が細くなった
・毛が伸びない
・地肌が透けて見える
・頭皮が脂っぽい
・髪の毛のセットがしづらくなった

この症状が進行していくと、おでこ辺りの髪の毛が後退していく(M字ハゲ)や頭のてっぺんの毛が抜ける(バーコード型ハゲ)のようになります。

日本の場合、よく見かけるハゲている男性はこのAGAがほとんどでしょう。

AGAの原因は、一般的に男性ホルモンの影響が強いです。

では、「男性ホルモンが影響する」とはどういったことなのでしょうか?

男性ホルモンの一種「テストステロン」というものがあります。

このテストステロンは筋肉量を増やしたり、制欲を増進させたりする役割をしています。

問題は、男性ホルモンがジヒドロテストステロン(DHT)へと変換してしまうことです。

ジヒドロテストステロン(DHT)へと変換するメカニズムとして、テストステロンと頭皮に存在する「5a-リダクターゼ」という還元物質が出合ってしまうと、テストステロンがDHTに代謝されます。

DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に作用して育毛サイクルの異常を引き起こし、髪の毛が成長する前に抜けてしまうということです。

注意したいポイント!

「男性ホルモンが増える」と禿げると言われることがあるけど、実際はテストステロンがジヒドロテストステロンに変化することで引きおこるんだぜ。

ストレスもAGAの原因として考えられるものです。

ストレスを感じることによって、ホルモンバランスが崩れ、過剰な血管の収縮を招いたりし、血行不良が起きます。

血行不良によって、髪の毛に十分な栄養が届かないので、毛髪の成長が妨げられるということです。

食事や生活習慣もこのAGAの原因になることがあります。

栄養バランスや睡眠不足によって、身体の新陳代謝が低下します。

そうすると、頭皮の状態にも悪影響を及ぼすので、毛髪の健康を損なう原因になります。

円形脱毛症

日本皮膚科学会によると、円形脱毛症は日本の人口の1~2%程度の人が発症すると言われています。

年齢、人種、性別を問わず発症するのも特徴です。

この円形脱毛症は、聞きなれた言葉なら10円ハゲとも言うでしょう。

自分では気づいていなかったけれども、髪を切りに美容院に行った際に指摘された、友人から10円ハゲができているよと言われたなど、急にできるのがこの円形脱毛症です。

<円形脱毛症から見られる症状>

・抜け毛が増えた
・爪の変化
・頭部に地肌が見える

特に、2つ目の「爪の変化」ですが、円形脱毛症の患者の25%が爪に変化が現れます。

爪に横溝ができたり、点状に小さな凹みができたり、爪が薄くなったりもすることがあるようです。

脱毛原因は、ストレスと言われていますが、実際のところ十分な科学的根拠があるわけではありません。色々な説が挙げられています。

ストレスの他に、遺伝も原因として挙げられています。

円形脱毛症と遺伝の関係性は高く、中国のある調査によると円形脱毛症患者の8.4パーセントが家族にも同様の疾患が見られ、親等が近ければ近いほど、発症率が高いとわかっています。

遺伝との関係性は確実に解明されたわけではないですが、遺伝と円形脱毛症の関係性はかなり高いと言えるでしょう。

ストレスは身体へ悪影響を与える原因に

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ストレスフリーの生活は難しいです。

ストレスを感じるのはもはや普通のことですが、身体にとってはいいものではありません。

ストレスが、人間の体にいろいろな悪影響を及ぼします。

ストレスが及ぼす脱毛

まずは、ストレスは男性型脱毛症のAGAの原因にもなることがあります。

過剰なストレスによって、血行不良が起き、頭皮に十分な血液が行き届かなくなるので髪の毛が健康に育たなくなり薄毛へとなっていく可能性があります。

また、上記でも述べたように、ストレスは円形脱毛症の大きな原因となります。

ストレスによる身体への影響

では、ストレスによる薄毛への影響の他に身体へはどのような悪影響があるのでしょうか。

ストレスがきっかけで、体の不調や病気に繋がることがあります。

ストレスがきっかけで起こる体の不調

・呼吸の乱れ
・脈拍の乱れ
・血圧上昇
・肩こり
・疲労感
・睡眠障害
・食欲不振や過食
・体重減少や増加
・胃のもたれ

たくさんの悪影響があります。

たいていの場合は、ストレスによって起こる一時的な現象ですが、長期的に続くケースもあり、その場合には、病気を疑ったほうがいいでしょう。

ストレスは、肌のツヤの減少といった美容系にも影響を及ぼすことがあります。男性なら、あまり気づかないかもしれませんが、女性なら敏感に肌の変化を感じるでしょう。

心身症

ストレスによって病気を引き起こす恐れがあると述べましたが、その代表的なのが心身症です。

心身症には以下のようなものがあります。

・呼吸器系
・循環器系
・消化器系
・神経・筋肉系
・皮膚系
・泌尿・生殖器系
・眼科系

などたくさんあります。

これらの病気の原因が全てストレスとは限りませんが、ストレスが要因になって発症するケースが考えられます。

免疫機能低下

ストレスは免疫機能を低下させます。この免疫機能低下によって、風邪などにかかりやすくなることがあります。

これらがストレスが原因で起こるかもしれない身体への影響です。

脱毛症になってしまう人、それぞれの特徴

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では、紹介した2つの脱毛症になりやすい人の特徴をそれぞれ見てきましょう。

AGAと円形脱毛症では、発症やすい人の特徴が違ってきます。

DHTの影響を受けやすい人はAGAになりやすい

AGAになりやすい人はジヒドロテストステロン(DHT)をどれほど持っているか、DHTの影響を受けやすいかどうかどうかです。

この男性ホルモンがDTHへと変化することが直接的な薄毛の原因になります。

その後天的要素としてあげられるのが、ストレスと生活習慣の乱れです。

ストレスは髪の毛だけじゃなく体全体に悪影響を及ぼします。

ストレスにより、血行が悪くなったり、寝不足になったりすると健康な髪の毛が育ちにくい頭皮環境になってしまいます。

それがAGAを引き起こす可能性があるということです。

生活習慣の乱れ

食生活や睡眠時間といった生活習慣もAGAの要因の一つになっている可能性があります。

AGAの原因は、男性ホルモンが影響しているだけと思って油断をしていると、生活習慣のように直接的に髪の毛に関係性のないものが薄毛に大きな影響を与える可能性があるので注意が必要です。

AGAになりやすい人は、「抜け毛を誘発する特別な男性ホルモン」をどのくらい持っているか、それとストレスや生活習慣が乱れている人は要注意です。

円形脱毛症になりやすい人

円形脱毛症になりやすい人には2つの特徴的な体質があります。

アトピー性疾患やアレルギー

円形脱毛症とアトピーアレルギーとの関係性は解明されていませんが、円形脱毛症の半数近くの人がアトピー性疾患やアレルギー性鼻炎などのアトピー性疾患の要素を持っていると言われています。

アトピーやアレルギーは遺伝しますが、円形脱毛症も2割から3割の確率で遺伝するという説があるので、円形不脱毛症になりやすい体質は遺伝するのかもしれません。

異なる脱毛症の治療法!治療はクリニックで

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紹介してきた2種類の薄毛には、原因も症状を違えば、それぞれに最適の治療法も違ってきます。

男性型脱毛症(AGA)と円形脱毛症のベストな治療法を順に紹介します。

AGAを止めるには治療薬!

AGAの進行を止めたり、発毛をしたりとする治療には薬物が必要になってきます。

その基本的な治療法が、プロペシアという薬で脱毛の進行を抑えます。

プロペシアの他に、ミノキシジルという薬を中心に毛母細胞を活性化させ、頭皮ケアをして、発毛を促す治療薬もあります。

ここで、薄毛治療に使われるプロペシアとミノキジルについて詳しく説明します。

プロペシアは、AGAの原因である5α-リダクターゼを阻害する効果が認められています。

これによって、男性ホルモン(テストステロン)がDHTへと変換されるのを防いでくれます。

プロペシアによる副作用は、発症する事は稀ですが、性機能障害が指摘されています。

プロペシアを服用するのは成人男性であることが条件で、未成年や女性は服用できません。

特に、妊娠をしている女性には絶対にNGです。

なぜなら、プロペシアの成分であるフィナステリドが体内に吸収されると、体内に入る男の子の生殖器官に発達異常を起こす可能性があるからです。

続いてミノキシジルについてです。

ミノキシジルは、高血圧を治療する医薬品として開発されたものですが、服用した患者から多毛症の症状が見られたことから、ハゲの治療薬としても使われるようになりました。

ミノキシジルの効果は、体内の血管を一時的に拡張させる働きがあります。

これにより血行促進が期待され、髪の毛は血液が運んでくる酸素や栄養素によって発毛や育毛するため、血液の流れが良くなると髪の毛が生えてくるという仕組みです。

AGA専門クリニックで治療をすると、専門の医師があなたの頭皮状態や薄毛進行に合わせた、薬の投与をしてくれるので、ただ育毛に効果のある薬を服用するのとは違って、さらに効果的な期待が持てます。

ただ、保険は適用外になるので、治療費は高くなります。

円形脱毛症の治療はとにかく早期発見を!

円形脱毛症になりやすい人は、ある程度の対処法があります。

しかし、過度なストレスなどから急になってしまうのがこの円形脱毛症です。

そんな時は、治療が必須になってきます。ここから、代表的な治療方法を紹介します。

ステロイド治療

代表的なものとして、ストロイドを使った治療があります。特に単発型の円形脱毛症に効果が高いとされており、塗り薬で効果を感じている人も多いです。

ストロイドといっても、内服や外服のように幅が広く、いろいろなタイプがあります。

ステロイド治療のいい点は、保険が適用され効果が大きく期待できることでしょう。

服用を急にやめてしまうと症状が元通りになってしまうこともあるので、医師と相談するようにしてください。

費用は、約1,000円から3,000円となります。

凍結治療

この凍結治療は、液体窒素やドライアイスを皮膚に当てることで刺激を与えて、発毛を促進するものです。

ただ、この治療方法では痛みを伴うので、子供にはできません。

この凍結治療にも保険が適用され、費用は630円程度とかなり安く治療ができます。

個人差はありますが、基本的に効果を出すには約半年ほどかかります。

漢方治療

漢方を使った治療もあります。

例えば、天然由来の素材で作られて、桐葉という漢方が使用されているリリィジュというものがオススメです。

このリリィジュは、妊娠中の女性にも使えるほど身体に優しい漢方です。

漢方には、血行を良くする、体質改善、体力の回復など頭皮環境に重要なことがたくさんあるため、その効果は認められています。

どの漢方を使うかによって、かかる費用は変わってきますが、相場として約500円~20,000円程度と幅広いです。

AGAとストレスによる脱毛には最適な治療が必須

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AGAとストレスによる脱毛症になりやすい人にはそれぞれ違った特徴があります。

AGA

AGAは男性ホルモンからなるジヒドロテストステロン(DHT)が影響していて、頭頂部や前頭部に薄毛が表れるのが特徴です。

AGAになりやすいかは、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けやすい体質かどうかによって決まります。

治療法としては、プロペシアを基本的に薬を服用することから始められることが多いです。

円形脱毛症

円形脱毛症は頭部のどこかに丸い形の脱毛が起き、主にストレスが原因です。

ストレスによる脱毛症は、ストレスを感じやすい体質、またアトピー性疾患やアレルギーの人がなりやすいと言われています。

ステロイド治療や凍結治療のように病院で保険を使って治療ができるので、AGAよりも安価に治療ができます。

また、ストレスは何も円形脱毛症のように頭皮だけに悪影響を及ぼすということではなく、身体にも悪い影響があります。

その代表的なのが、心身症や免疫機能の低下です。


AGAと円形脱毛症では、治療の方法が変わってくるぞ!

ストレスは薄毛だけではなく、身体全体にも悪影響となり得る。

普段の生活からなるべく、ストレスを溜めないように心がけるよう精進するのだ!

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